Paraglider JOHO box. TAKAYAMA
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高山事件資料集

●機体資料

プロト機でも何ら制限のないジャパンリーグ(JL)で、提供者のチーム所属の、日本のトップパイロットが
ノーマル?の市販機でJLを戦うなんてコトを信じる者はいない。
事実は機体提供者がもっとも詳しく知っている。まさか仲間?の被告、JHFが知らないワケは無い。
会長も理事も正会員も、一般のフライヤー会員には黙っているが、グルになっているのか?
・・・何のために?・・・ワケが分からなくても結果はやがて出る。
警察資料に事故機の写真が有る。

◆機体についての情報◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1.市販機か?プロト機か?

・市販機のJHSC認定の日付 1996年8月15日
・事故の日付         1997年5月17日
・プロト規定の制定日     1998年5月21日

■JHSC登録情報 *市販機輸入パラグライダー(メーカー順) DAEKYO( EDEL社 )
http://www8.ocn.ne.jp/~samjii/jhsc/registration/PGinportmekerdaekyo.html
PI-554 1996/8/15 DAEKYO SECTOR S SHV COMPETITION 65.0〜85.0 P
PI-555 1996/8/15 DAEKYO SECTOR M SHV COMPETITION 75.0〜95.0 P
PI-556 1996/8/15 DAEKYO SECTOR L SHV COMPETITION 85.0〜105.0 P

■プロト登録機情報 (1998年から)
http://www8.ocn.ne.jp/~samjii/jhsc/registration/proto991205.html
■JHSC登録用紙プロトパラグライダー(JHF Web site)
http://jhf.skysports.or.jp/jhsc/form/formpara.html *プロトタイプ・パラグライダー登録規定制定1998年5月21日
■JHSC登録用紙(JHSC Web site)
http://www8.ocn.ne.jp/~samjii/jhsc/form/formpara.html
で「プロトタイプ・パラグライダー登録規定」には下記のように定義されている。
1-2 定義:ここでいうプロトタイプ・パラグライダーとは、量産に入る前の試作機及びレース用に加工されたパラグライダーである。
1-3 適用範囲:この登録規定は、販売用パラグライダーには適用されない。

PARA WORLD 誌に掲載されている情報--------------------------------------------------

PW99年8月号別冊付録カタログ P49のセクターTXの写真と
PW誌97年10月号 P45の「Evolution of SECTOR」の写真を比べると
両方とも同じくリームの真ん中にセンターマークがあって、判別できる範囲でも模様のリーム数は一緒。
「Evolution of SECTOR」はセクターTXと酷似しプロトタイプと推測できる。
後のJHSC登録機で#が着いているのはセクターTXとレスポンスですが
事故機のセンターマークがリームのど真ん中にあるとすれば、「Evolution of SECTOR」
ということでセクターTXの「プロト機」と見なすしかなさそうですね。

PW誌97年10月号には故人が出場する予定だった97世界戦の記事が掲載され、その記事の中に、
セクター発見!!P9の右上の扇沢氏の写真。小さな写真だがじっくりと見ると
このセンターマークは継ぎ目ではないようだ。

PW誌97年10月号P9の左上。オリビエ・ネフの写真が良く見るとセクター。
リームの真ん中にセンターマークがある。
同P45には同じオリビエ・ネフの写真の解説(機体の番号が151で同じ)で
<イーデルのコンペ機はダイアゴナル採用の「Evolution of SECTOR」>
という記事の写真でやはりリームの真ん中にセンターマークがあって、
模様のリーム数も微妙に「市販機」のセクターと違ってる。
(記事の内容):イボルーションofセクターは、好評のパフォーマンス機「セクター」に
ダイヤゴナルを採用したセクターの発展型で、最近のコンペ・シーンで
このダイヤゴナル採用のセクターがおおいに実績を伸ばしている。
事故機のセンターマークがリームのど真ん中だとすると、「一部改造した市販機」ではなくて、
<ダイアゴナル採用の「Evolution of SECTOR」>と見なす方が自然だ。

PW誌97年11月号に決定的写真発見!!!
P23の右上、「世界選手権で女性チャンピオンになったサンディのテイクオフ」
写真のセクターは、まぎれもなくリームの真ん中にセンターマークが有る!!!
世界戦は7月9−26日で、サンディの写真のPWCモルジンは8月12−17日。
日も近いし、世界戦女性チャンプになった機体だから同じ機体と考えるべきだろう。

PW誌97年10月号P45によるとサンディの機体は「イーデル・セクター/S」サイズも同じ。
*この時点でリーム数が奇数のセクターTXが発売されてなかったのは、周知のとおり。
*模様も「市販機」と微妙に違ってます。真ん中の所の模様と、最初の斜めの部分
 のリーム数が「市販機」は2リームづつだけど、サンディの写真は3リームづつに見えます。

●市販機セクターのリーム数は38×2。
PW誌97年8月号臨時増刊号「パラとハング ギア&ベストグッズカタログ'97-'98」P29にリーム数掲載。
市販機セクターの掲載写真はリブの所にセンターマークがある。

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●訴訟の争点、市販機かプロト機かを見分けるポイント

1.ライン
2.ライザー
3.翼

*機体を構成する上記3要素を検証しましょう!

●翼のリーム数

パラグライダー情報総合サイト [ Para 2000 ]の edel 社 [セクター]の情報ページ
http://parapente.para2000.free.fr/wings/edel/sector.html

*サイズSのデータ項目をよ〜くチェックして下さい。

*Para2000はデータの数字や項目をクリックすると、その説明が開きます。
 「リーム数」の項目:Box-Cell-Closed/Caisson-Alv駮le-Ferm・/A> = 「 37/76/14 」
*項目名「Box-Cell-Closed/Caisson-Alv駮le-Ferm・/A>」をクリックすると説明が表示されます。

 ライザーのトリムの項目: Trims / Compensateurs =「NO/NON」=
*項目名 「Trims/Compensateurs」をクリックすると説明が表示されます。 

Para2000の、1998年に発売された事故機と同じリーム数?と思われる[セクターTX]の情報ページ
http://parapente.para2000.free.fr/wings/edel/sectortx.html

edel社のページ: http://parapente.para2000.free.fr/wings/edel/index.html

●センターマーク位置でわかるリーム数の違い
◆リブの上にマークがある場合の参考資料
http://www.asahi-net.or.jp/%7ECN9Y-TKS/para/parainfo/booster/boost3.jpg
http://www.asahi-net.or.jp/%7ECN9Y-TKS/para/parphoto/saber/saberjp/mim9606a.jpg (市販機の「セーバー」)

◆セルの真ん中にマークがある場合の参考写真
http://www.asahi-net.or.jp/%7ECN9Y-TKS/para/parainfo/gambit/gambit5.jpg

●違いを見分けるための参考写真(センターマークに注目!)

*Saber Box-Cell-Closed/31/62/14=リーム数62  *リブとセンターマークが重なっています

*Saber(セーバー)はセクターと同時期に edel社から発売された機体です。センターマークも同じマークを使用しています。

*Energy Box-Cell-Closed/49/51/10 =リーム数51 *リブとリブの間、リームの中央にセンターマークがあります。

■PW誌97年5月号P45より
「’97PWCで見た最新グライダー事情 リブ構造の進化はまだまだ止まらない?」

「もうパラグライダーの性能は限界に来ているだろう」と言われはじめてもう何年にも
なるが、毎年発表されるニューグライダーの性能向上のスピードは衰えることを知らない
様である。開発競争は熾烈を極め、各社はブレークスルーを求めて必死になっているの
である。
そして、そのことはリブ構造の変化に如実に現れている。ノバのゼノンに端を発した現在
のVリブブームは他メーカーに次々飛び火し、新しいリブ構造がどんどん誕生している。
では、まさに魑魅魍魎が跋扈する’97最新プロトタイプグライダーのいくつかを覗いて
みよう。
まず、最初は元祖とも言うべきノバから。今までのゼノンでは上面のリブ間隔が下面の
2分の1になる様な配置であったが、ローディングポイントのあるリブに対してハーフリブ
が浮き上がる傾向があった。新しいプロトタイプでは3セル4リブを1単位、上下面のリブ
数を同一にし、全てのリブに荷重がかかるようになって、アッパーサーフェスがスムーズ
になるように心がけているようである。
これを進化させた形になっているのがイーデルのセクターのインターナルリブ。これは
パートVリブを進化させたもので、ノバのものに対し、アッパーサーフェスのテンション
を均一化することにより各セルのビロウ(膨らみ)を一定にする効果がある。熟成が期待
される構造であろう。

「PW誌97年5月号P45 機体構造図」 http://kazemachi.skymate.net/bluesky/kitai01.jpg

■PW誌97年10月号P45より
「イーデルのコンペ機はダイヤゴナル採用の「EvolutionofSECTOR」」

イーデル社とノバ社の最新コンペ・マシーンの発売が注目されているが、イーデル社の
コンペ機は、その名も「イボリューションofセクター」。
イボリューションofセクターは、好評のパフォーマンス機「セクター」にダイヤゴナル
を採用したセクターの発展型で、最新のコンペ・シーンでこのダイヤゴナル採用の
セクターが大いに実績を伸ばしている。

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●市販機のラインとコンペラインの違い

●ラインの資料
 通常市販機のラインは、芯線の外側を被覆が覆っている。
 ケブラーやダイニーマ素材が日光などで劣化するのを防ぐ耐候性向上の為だ。
 コンペラインと呼ばれる被覆のないラインは空気抵抗を少なくし速度向上に貢献するが
 速度が上がる事による挙動の変化・特性の変化が出て、市販機の安全性試験機関による
 安全性試験時の仕様と違うため、このラインに変えただけでもプロト機と判断される。

●市販機のライザー

パラグライダー情報総合サイト [ Para 2000 ]の edel 社 [セクター]の情報ページ
http://parapente.para2000.free.fr/wings/edel/sector.html

*サイズSのデータ項目をよ〜くチェックして下さい。
 ライザーのトリムの項目: Trims / Compensateurs =「NO/NON」=
 
市販機のセクターの仕様はトリムの付いていないライザーです。
*項目名 「Trims/Compensateurs」をクリックすると説明が表示されます。 

●トリム資料
*トリム:ライザーの長さ調節機能部分です。翼の迎角を変えたり特性を変えます。

●通常のライザー資料
*トリムの付いていない普通のライザー

●ライザー:市販機の'97当時のセクターをお持ちの方に協力を求めます。写真を提供して下さい。
また、Aチーム主要選手独自のライザーに関する情報を求めています。

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●事故の翌年発売された「セクターTX」との比較
  この事故の翌年、1998年にEDEL社から発売された「セクターTX」の写真を提供していただきました。

*リームの真ん中にセンターマークがあり、事故機に共通する特徴があります。

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*翼・ライン・ライザーの3つの主要要素で構成されるパラグライダーは、
 それらのどこかが少しでも違えば、当然違う機体です。
 現行のモデル名のプロト機でも後に違うモデル名を付けられて発売されることもあります。

●Para2000の機体データ項目の”Main-Use”を選択すると。各安全性試験機関の評価比較が出てきます。
http://parapente.para2000.free.fr/wings/index.html

●真実を捜そう!

集まった情報が証明する。「もし?」ではなく、もう疑いの余地はない。
しかし何のために?・・・市販機セクターのセールスコピーでは「クラストップの安定性」とうたっている。
この時期、O***モデルと呼ばれたセクターが有ったとの情報があります。詳しい情報をお寄せ下さい。
競技に勝つためだけのスペシャルチューンモデルが有ったのだろうか?

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Lust up date June/21/2002