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パーソナル無線
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アルインコ株式会社 様に教えていただきました。
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パーソナル無線はもともと個人間の通信を目的に制度化されたものですが、
アマチュア無線機の様にPTTスイッチを押せばすぐ交信できると言うのではなく、
まずPTTスイッチを押すと空きチャンネルを探し相手局にチャンネル情報を送り
相手局と自局がその空きチャンネルに移動するという動作を自動的に行うため
交信開始するまでに数秒間の時間が掛かります、さらにキャリヤセンスという
機能が有るので他の通信に割り込めないため緊急の場合の役に立ちません。

質問:パーソナル無線のハンディ機を発売する予定はありませんか?
パーソナル無線機とアマチュア無線機は基本的に全く異なる性格の無線機で周波数帯も
制御システムも違いますのでアマチュア機を改造してパーソナル無線機にする事は残念
ながら不可能です、したがって新規開発以外に現在のところ方法は有りません。
新規開発という事になれば開発費等のイニシャルコストが何千万円単位で掛かるのと
需要が見込めないので当社において現在のところ製造販売の予定は有りません。

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パーソナル無線の運用方法自体が、アマチュア無線の概念と違う事がわかりました。
チャンネルを合わせておけば、いきなりPTTスイッチを押して通話できるわけではないのですね。
その周波数に合わせておけば、いつでも仲間からの緊急の情報連絡が相互にできる必要や、
緊急にそのグループに情報連絡する必要が有る場合に、そのチャンネルを選択すればできると
言う訳では無いようです。特定の相手・仲間とのグループ間での通信で、しかも通話が散発的に
行われるフライト時の通信には向かないようです。


*その他の資料
パーソナル無線の運用は免許の申請が必要です。
免許申請の代行を財団法人 電気通信振興会が行っています。
以下の物を送付して申請を依頼します。
*購入したパーソナル無線機のROMカートリッジ
*技適証明書
*委任状
*手数料振り込み証明書(手数料\4,880/1局)
*返信用封筒

申請後約3週間ほどで免許と書き込まれたROMカートリッジが送られてきます。
そのROMカートリッジをパーソナル無線機に差し込んで、やっと使用が可能になります。

*電波使用料\600/1年
*免許有効期間: 10年 (最免許申請して更新しないと自動的に廃局になります)
*免許有効期間中は廃局届けを出さない限り、毎年電波使用料が請求されます。

操作の特徴
郡番号:仲間との交信は5桁の任意の番号を互いが同じに設定しておきます。
電源投入後、無線機は制御チャンネルで待機状態となります。
この状態でPTTボタンを押すと、無線機は空いているチャンネルを自動的に捜して見つけます。
制御チャンネルに戻り、設定された郡番号と見つけた空きチャンネルなどの情報を送信後、
その空きチャンネルへ自動的に移動します。

相手の無線機は制御チャンネルで待ち受けています。
そこへ設定した郡番号の一致するデータを受け取れば、知らされた空きチャンネルに自動的に移動します。
これで通話可能になります。

*通話が終了した時や、応答の無い場合は制御チャンネルに戻す操作が必要です。
*無線機のチャンネルチェックは一瞬です。使用中のわずかな隙間を検出する場合も有りますので
  使用開始はさらに自分でチャンネルチェックを行うほうが良いようです。
*郡番号は空きチャンネル情報をやり取りする相手、仲間など通信相手の識別番号として機能し、
  通信は空いているチャンネルを無線機が決め相手と共に設定します。
  そのため空きチャンネルとして検出したチャンネルを別の郡番号からも検出して設定される場合もあります。

パーソナル無線は現在ほとんど生産されていません。わずかに市場に流通する物は販売店などで在庫していた物です。
それもほとんどがモービル機です。希にマルハマのハンディ機などがオークションなどに登場する場合もありますが。
まとまった数量は有りません。
不特定多数との交信を目的とした通信の仕組みや、すでに生産メーカーが無いなど、
残念ながらパラフライトでの使用に、現実的では無いようです。




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Lust up date November/9/2001